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G-BASIC
ぴゅう太 (Tutor) : トミー (TOMY)

GRAPHIC GBASIC モニター

G-BASICはTOMYが開発したぴゅう太用のBASICである。
その最大の特徴は命令が日本語(カタカナ)であるということである。
(海外版であるTutorはもちろん英語である)

グラフィックモードで背景などを描き、G−BASICモードでプログラムを書いてからモニタモードで実行する必要がある。
そのため、いきなりBASICでプログラムを打ち込むということが事実上できない。
(一般的なBASICにあるダイレクトモードでの実行はできない)

他にも

・画面のクリアに相当する命令がBASICにないので、グラフィックモードで「手作業」で消さなければならない
(メニューに飛んでしまうとプログラムも消えてしまうため)
・BASICモードからモニタへの移行手段の1つが[行番号 オワリ]を入力するという特殊な操作である
(ちょっと試してみるということが非常に面倒くさい)

そのかわり?各コマンドは先頭4文字までで省略可能。

モニタへの移行は

・「MON」キーを押す(各モード共通)

G−BASICモードからの移行は

・タイプ イン時→前述の「行番号 オワリ」を入力する
・実行時、中断時→「MON」キーを押す
・シングルステップ実行時→「RT」を押しながら「MON」キーを押す

G-BASIC 簡易リファレンス
グラフィックモードのモニタコマンド
表記凡例使用例説明
メニユ−メニユ−メニユ−画面データを消去し、メニューに戻る
GRAPHICGRAPHICGRAPHICグラフィックモードに戻る
GBASICGBASICGBASICプログラムを消去し、G−BASICモードに移行する
セ−フ゛セ−フ゛セ−フ゛画面データをカセットテープに保存する
「ナマエ」は英文字かカナ文字を先頭に4文字まで、2文字目以降は数字、記号も使用可能
ロート゛ロート゛ロート゛画面データをカセットテープから読み込む
「ナマエ」を忘れたときは「ナマエ」入力時に「オシエテ」と打つとロード時に表示される
カクニンカクニンカクニン画面データをカセットテープのデータと比較する
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G−BASICモードのモニタコマンド
メニユ−メニユ−メニユ−画面データを消去し、メニューに戻る
GRAPHICGRAPHICGRAPHICプログラムを消去し、グラフィックモードに移行する
GBASICGBASICGBASICプログラムを消去し、G−BASICモードに戻る
セ−フ゛セ−フ゛セ−フ゛プログラムをカセットテープに保存する
「ナマエ」は英文字かカナ文字を先頭に4文字まで、2文字目以降は数字、記号も使用可能
ロート゛ロート゛ロート゛プログラムをカセットテープから読み込む
「ナマエ」を忘れたときは「ナマエ」入力時に「オシエテ」と打つとロード時に表示される
カクニンカクニンカクニンプログラムをカセットテープのデータと比較する
シ゛ッコウシ゛ッコウシ゛ッコウプログラムを実行する
ステツフ゜ステツフ゜ステツフ゜プログラムをステップ実行する
ヘンシユウヘンシユウヘンシユウプログラムを編集する
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G−BASICの命令
表記凡例使用例説明
オワリオワリオワリプログラムの編集を終了し、モニタモードに移行する
シキシキ 変数=式シキ A=1変数への代入などを行う
「シキ」自体は省略可能だが、「ヘンシユウ」などで再度プログラムを見るときは入力されている
カケカケ セル番号,{変数 | 定数}カケ 1,A$指定されたセル番号の位置に文字等を表示する
ニイケ行番号ニイケ10ニイケ指定した行番号に飛ぶ
マワレマワレ「トジル」の行番号 変数=初期値カラ終了値[カンカク間隔値]マワレ20 A=1カラ10マワレからトジルまでの処理を繰り返す
トジルトジルトジルマワレの終了を宣言する
モシモシ 条件式ナラバ 行番号ニイケモシ A=0ナラバ 10ニイケ論理式の条件判断をする
ヲヨベ行番号ヲヨベ10ヲヨベサブルーチンを呼ぶ
カエレカエレカエレサブルーチンから帰る
トマレトマレトマレプログラムの実行を停止する
オトオト 種類オト イチオン音を鳴らす
イチオン:「ピッ」(キー入力時の音)
ニオン :「プッ」(エラーの音)
サンオン:「ピロン」(メニュー決定時の音)
シオン :「バーン」(爆発音)
タイマタイマ番号 オンタイマ1 オンタイマを使用する
アフレアフレ {オン | オフ}アフレ オフ演算結果のオーバーフローを制御する
オン:オーバーフロー発生時プログラムの実行を停止する
オフ:停止しない(初期設定)
ランスウ変数=ランスウ(数値)A=ランスウ(1)数値を最大値とする0からの乱数を発生させる
1〜65535まで指定可能だが、数値が768以上だと数値が偏る不具合あり
セルセル(複写先)=セル(複写元)セル(1)=セル(100)複写元のセルを複写先にコピーする
指定は数値、変数、式が許される
アニメアニメ番号=イチ(Y,X)アニメ1=イチ(10,20)アニメ(=スプライト)を指定位置に表示する
番号:1〜4
Y :1〜192(指定は256まで可能で256を超えると256を引いた数値となる)
X :1〜256(256を超えると256を引いた数値となる)

Y座標を範囲外にすると表示しないようにできる
ヨコ変数=ヨコ(アニメ番号)A=ヨコ(1)指定したアニメの横位置を返す
タテ変数=タテ(アニメ番号)A=タテ(1)指定したアニメの縦位置を返す
キイキイ番号 変数1,変数2キイ1 A,Bコントローラの状態を返す
番号 :1〜2(コントローラ)
変数1:方向キーの状態
0  :何も押されていない
1〜8:上から時計回りに8方向の状態を返す
変数2:ボタンの状態
0  :何も押されていない
1  :LEFTが押されている
2  :RIGHTが押されている
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※ 行番号の制限
行番号範囲:1〜9999
1行の制限:行番号と空白を入れて31文字
行数の制限:100ステップ前後(各行の文字数にもよる)

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※ 定数、変数
G-BASICで扱える数値は整数のみである
範囲は2種類あり、0〜65535、もしくは−32368〜32767という変則的なものとなる
下限を超えた場合は最大値から減算され、上限を超えた場合は最小値に加算される
また、演算も変則的で正負が混ざる場合は加減演算のみで、更に除算において小数点は切り捨てとなる

数値変数の場合は0〜65535の範囲となる

文字変数は最後に「$」をつける
ただし、数値変数と文字変数は同じ名前は使用不可
変数は最大4文字までで1文字目は英字のみで2文字目以降は数字も使用可能
定義できる変数は47個までとなる

演算子は「+−*/」のみが使用可能

比較演算子は

である

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※ セル番号
セル番号とは、画面の位置を示す
グラフィックモードでの左上端を1として右下端の768までが表示範囲
これに含まれない場合は数値定数の範囲内であればエラーにはならないが、表示はされない

数値定数が−32768〜32767での指定の場合は+をつける

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※ タイマ番号
タイマ番号は1〜7
40秒までの0.01秒刻みで条件を満たすと0に戻る

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