プログラム形式 | プログラムは完全なリロケータブルでなければならないため *.r ファイルのみとする. |
ヘッダ |
ヘッダはプログラム先頭部分に 32bytes を確保する. 16byte はプログラム領域である. 続く 4bytes に 'NET-COCK' がプログラムであると判断するため,'COCK' の文字列を記述する. さらに 4bytes が NUL 文字で埋められ,2bytes の使用モード,2bytes のプログラムにとってユニークな識別コード,4bytes の NUL 文字と続く. 先頭部分をダンプすると次のようになる.
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lea.l | mes(pc),a0 | * 文字列が格納されているポインタ |
COCK | _puts | * サービスのコール |
movea.l | _EXCOMDAT(a4),a0 |
対戦型ゲームの作成 |
他の回線で現在使用中の拡張コマンドを参照することができるため,両回線で同じコマンドを実行することにより,プログラム次第では対戦ゲームを行なうことが可能である. |
'NET-COCK' 内部の書き換え |
マクロの処理アドレステーブルやコマンドの処理アドレステーブルへのポインタを取得することが可能なため,そこから目的の処理アドレスを探し出しトラップすることによって,処理ルーチンを外部コマンドに依存することが可能である. しかし,これを行なうためには,'NET-COCK' の各処理について熟知していなければならないため,改造者以外がこれを作成するのは危険であろう. |
外線発信 |
別の回線を使うことによって外線発信も可能である. これを用いれば同様な機能を持つホストとのリンクも不可能ではない. |