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11. チャット


他の回線のユーザーとリアルタイムに会話できるのがチャット機能です.
チャットには様々なコマンドがあり複雑になっています.

まず,チャットにはいると,プロンプトが 'chat:' にかわります.
ただしチャットの設定で 'エコーなし' にしていると,出ません.

>CHAT

「Q」で,メインに戻ります.「?」で説明が出ます.
chat:
チャットモードがオンになっていればこの状態で入力した文字が他の回線に流れます. 最大で入力できる文字数は150文字です.
ただしチャットモードがオフになっていると送れませんから '.S' と入力して全ての回線に対して,チャットオンにしてください.

chat:.S
チャットモードを変更しました.
chat:もしもし,おはようございます.
chat:
(Sysop.)もしもし,おはようございます.
chat:
相手からのメッセージは,ネームに括弧がついて表示されます.
初期設定では自分の送ったメッセージも自分にかえってくるようになっています.
設定はチャットメッセージだけでなく,ホストメッセージにも適用されます.

ホストメッセージの例.
(ホスト名は変更されることがあります)

(host)さどるさんがログインしました.
(host)12時になりました.

チャットのメッセージは,チャットにいなくても,流れてきます.
もし,チャットをする意志がなく,流れてくるメッセージが邪魔であれば 'CSET' を実行して,オフにしてください.
メッセージは停止します.

メッセージは基本的な文字の他に TAB ($08) やESCシーケンスなども送れます.
つまり,ソースリストなども相手にチャット上で渡せます.

チャットには以下のサブコマンドがあります.

.Sチャットの送受信を許可する. チャットモードをオンにします.
コマンドに続いて回線番号を指定すると指定した回線に対してオンにします.
省略すると,全ての回線に対して行われます.

chat:.s125

1,2,5回線目をオン

.Oチャットの送受信を禁止する. チャットモードをオフにします.設定の方法は '.S' と同じです.
回線番号を指定した場合,その回線とはチャットできません.
.Rチャットの受信を許可し,送信を禁止する. チャットモードを受信のみ可能にします.
つまり送信はしないけれどチャットだけ見ていたいときなどに使用します.
設定の方法は '.S' と同様です.回線番号を指定した場合,その回線からのメッセージは受信できますが,送信はできません.
内輪の話をしているときにこれを設定しておくと便利です.
.Cホストのコールをする. シスオペを呼び出します.ただし,ホストにシスオペがいない場合もあります.
また,呼び出しに応じるまでに時間がかかることもあります.
コールが禁止されている場合はその旨が表示されます.
.T右寄せをする. メッセージを右に詰めて送ります.80桁表示を基準に行いますから少ない桁数のターミナルでは正常に表示されません.
先頭に '*' を付けても同じ結果になります.

chat:.Tあ,こちらでお話しましょう.
chat:*あ,こちらでお話しましょう.

上記の2つの例はまったく同じ結果になります.

(Sysop.)あ,こちらでお話ししましょう

.Bセンタリングをする. メッセージを中央に寄せます.使用方法は '.T' と同じです.
先頭の文字は '/' でも構いません.

chat:.Bあ,こちらでお話しましょう.
chat:/あ,こちらでお話しましょう.

(Sysop.)あ,こちらでお話ししましょう

.G文字に色をつけて送信する. ESCモードをオンにしてるときに黄色に色をつけてメッセージを送ります.

chat:.Gあ,こちらでお話ししましょう.
chat:+あ,こちらでお話ししましょう.

(Sysop.)あ,こちらでお話ししましょう

.!BEEP音を送る. メッセージとともに BEEP($07) を送信します.
.P指定回線に送出する. 指定の回線のみにメッセージを送ります.
他の回線に流れてしまっては困るメッセージを送る場合に使用します.
'.P' に続いて,回線番号を入れメッセージを入力します.

chat:.P2ひそひそ

上記の例では2回線目だけに送ります.指定できる回線は1回線のみです.

また,先頭に '−' をつけ,全角の数字を入力しても,同じ結果となります.

chat:−2ひそひそ

ESCモードがオンのときは赤色で表示されます.

(Sysop.)ひそひそ

ESCモードがオフのときは以下のように表示されます.

(Sysop.).Pひそひそ

.Uローカルフラグの設定をする. ローカル送出でメッセージの流れる回線を指定します.
つまり,仲間内だけにわかるような内容 (他の人にはわからない内容) の場合,他の人の迷惑にならないように使用します.

chat:.u135

1,3,5回線目を設定

'LLIST' や サブコマンドの '.L','*' を実行すると,回線番号の横に '=' マークのついているのが現在設定している回線です.

.Aローカル送出をする. ローカルフラグの設定回線だけにメッセージを送ります.
'=' でも構いません.

chat:.A明日の宴会だけど
chat:=明日の宴会だけど

ESCモードがオンのときは緑色で表示されます.

(Sysop.)明日の宴会だけど

ESCモードがオフのときは以下のように表示されます.

(Sysop.).A明日の宴会だけど

指定回線モードやローカルモードなどをうまく利用すると更に楽しいチャットができるようになります.
活用してください.

.Xエコーモードなどの設定をする. チャットに関する各種モードの設定を行います.

ESCシーケンスは,回線毎にネームに色を付ける機能です.

エコーモードは入力時にエコーバックを行うか行わないかの設定です.
慣れてくると 'chat:' のプロンプトが邪魔になり,エコーが必要なくなります.

'自分のメッセージを表示しますか' に対しては,メッセージが送られたことを確認したければ 'Y' を,確認したくなければ 'N' を入力してください.

ユーザーの名前は 'Y' でネーム表示,'N' でID番号表示になります.

.L回線状態を表示する. 'LLIST' と同じ形式の回線リストが表示されます.'*','*' のどちらでも表示されます.

chat:.L
chat:*
chat:*

上記の3つの例は全て同じです.

表示されるリストでチャットに関係あるのはチャットモードです.
'flag' に相手のモードと自分のモードが表示されます.

on
オンの状態です.
off
オフの状態です.
rec
受け取りだけ可能です.
close
この回線はチャットできません.
例えば 'off/on' と表示されていれば,相手は自分の回線に対してチャットオフにしています.
'rec/off' なら,相手は受け取りだけ行い,自分はオフにしています.
つまり,自分がオフにしているので,メッセージが送られませんから,相手の 'rec' は意味をなしません.

.W回線状態を表示する. '.L' と似ていますが,'WHO' と同じ形式の回線リストが表示されます.
'/','/'のどちらでも表示されます.
.Nログネームを変更する. 文字どおりログネームの変更です.'@','@'でも同じです.
コマンドの後の20文字に変更されます.20文字を超えた場合はそれ以降は無視されます.
単独で入れた場合には編集モードに入ります.

chat:.NSysop.

chat:@
ログネーム(20文字以内)>Sysop.

\ボードリードモードへ移行する. 'BREAD' と同等です.
."電報を送信する. 電報に関しては電報の項を参照してください.
'”','"' を入力しても同じです.
.Kメッセージを送ってログアウトする. 何も文字列を設定しない場合,システム設定のメッセージがランダムに表示されます.
文字列を設定した場合,その文字列が表示されます.
その後 'MODE' の設定によってはログアウトするかどうか聞いて来ます.

chat:.Kばいばい〜

(Sysop.)ばいばい〜
ログアウトしますか (y/n):

.Dメッセージを送ってバッチログアウトする. '.K' と基本的に同じですが,こちらはバッチダウンロードを行なってからログアウトします.
バッチに何もセットされていない場合には '.K' と変わりません.
.Qチャットモードから出る. チャットから抜け,コマンド入力に戻ります.
ピリオドだけかまたは 'Q' だけでも可能です.


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