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6. その他同梱ファイルについて


6.1 ホストメッセージについて


ホストからユーザーに対して送られる様々なメッセージは sub_mes.dat に格納されています.
直接 sub_mes.dat を変更することはできませんが *.txt ファイルを変更し mesmake.x を実行することにより,新たな sub_mes.dat を作成することができます.
ただ *.txt のファイルには,いろいろな制約があり,変更にはかなり注意が要ります.
*.txt ファイルは以下の4つがあります.

mes.txt 1行で収まるメッセージ
mes_esc.txt mes.txt のESCシーケンスモード版
help.txt 複数行のメッセージ (主にヘルプメッセージ)
help_esc.txt help.txt のESCシーケンスモード版

各メッセージの変更方法は別の項目で説明します.変更後の sub_mes.dat の作成方法を説明します.

ネットに関するファイルの格納されているディレクトリをカレントディレクトリにしてください.
そして,そのディレクトリに *.txt,mesmake.x があることを確認してください.
あれば mesmake.x を実行してください.
しばらくすると作成が終了します.これで新しい sub_mes.dat がそのディレクトリに作成されています.
この際メッセージ数に気をつけてください.下記の数字と異なる場合は *.txt に間違いがあります.

c:\cock>mesmake

MES.TXT      :  613 mes
HELP.TXT     :   30 mes
MES_ESC.TXT  :  613 mes
HELP_ESC.TXT :   30 mes

Message 合計 : 1286 mes


6.2 mes.txt,mes_esc.txt についての注意


これらのテキストメッセージは,1行で1つのメッセージとなります.つまり,改行コードまでです.
複数行にまたがらないように注意して変更してください.行数が増えたり減ったりするとシステムの起動ができません.

mes_esc.txt はESCシーケンスを用いたホストメッセージです.
つまりユーザーの設定 でESC使用可能な場合に表示されるものです.

'!' は特殊な機能を持っています.例えばメッセージ中に CTRL-G のコードを入れたい場合には '!G' としてください.
ESCシーケンスであれは '![' です.ですから '!' 単体でメッセージ中に書くことはできません.
'!' を書きたい場合には '!@'を入れてください.また '!A' は記述しないでください. つまり $00,$01 のコードは記述できません.

ファイルの最後には必ず '!!' を入力して終わってください.
このマークを終了位置と判断し起動時にメッセージ数のチェックを行います.

'*' で始まる行はコメント行です.
コメント行は単なるコメントの意味だけではなく,区切りの判定にも使われてますので,追加・削除等はしないでください.
また,'触らないでください','変更しないでください' と書いてあるところは,絶対に変更しないでください.

下記は設定の例です.

ロック
起動開始日時
*
![[31m現在,この回線でのチャットは禁止されています.![[m
制限時間を設けませんね (y/n):
![[31m現在,このボードへのアクセスは禁止されています.![[m
!!

3行目はコメント行
4行目の '![[31m' は赤色を指定するESCシーケンス
7行目の '!!' はテキスト終了コード (絶対に必要)


6.3 help.txt,help_esc.txt についての注意


mes.txt とは違い,複数行にまたがるメッセージです.
つまりヘルプメッセージなどがその対象です.
'*' で始まる行は mes*.txt と同様で,コメント行でもあり,区切りの判定に利用されています.
連続した行での追加やコメント自体の変更以外の追加・削除はしないでください.

また,これらのメッセージにはマクロ的な記述ができます.
つまり,各ユーザーのアクセス時間やネームなどを,メッセージ中の特殊記号によって表示できます.
マクロ記述のための記号は '/','%' で,これらの文字は単体でメッセージ中に置くことはできません.

例えば '/? さんアクセス有難う御座います.' と記述します.
すると '/?' の部分にユーザーの名前が当てはめられて 'Sysop. さんアクセス有難う御座います.' のように出力されます.

マクロについてはメッセージマクロ一覧表と help*.txt を参照してください.
それで理解できない場合には変更しない方が無難です.
メッセージ中に '/','%' を使いたい場合には '//','/%' と記述してください.

その他の変更方法については mes.txt と同じです.


6.4 パス設定ファイルについて


config.ncs は,ホストを運営するために必要なパスを定義するファイルです.
ホストプログラムはこのファイルを起動時に参照し,アクセスするパスを決定します.
例えば c:\cock\ のディレクトリに置くのではなく a:\net\ にホストデータを置く場合には以下のようにします.

*
* ファイルコンフィギュレーション
*
* ボードタイトルファイル
a:\net\title.dat
*
* ボードデータファイル
a:\net\data.dat
*
* ログファイル
a:\net\log.dat
*
* システムデータファイル
a:\net\sys_data.dat
*
* システムメッセージファイル
a:\net\sys_mes.dat

・・・・・・・

* チャットPCMデータファイル
a:\net\chat.pcm
*
* モデムデータファイル
a:\net\modem.dat

先頭が '*' で始まる行はコメントですから無視されます.コメント行はなくてもかまいません.


6.5 PCMデータについて


チャットコールなどで使用されるPCMデータは,15KHz でサンプリングしたファイルを使用してください.
config.ncs のチャットPCMデータファイルのファイル名を好きなPCMデータのファイル名に変更してください.
ファイル名を変更しても問題はありません.

CTRL-G などの BEEP 音は config.sys の bell で設定したものを使用しています.
なお,ログインコールのPCMに関しては 'LCSET' の項を参照してください.


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