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4. 実行時のオプション


4.1 オプションスイッチ


ホストの画面設定やスクロールバッファの設定などを起動時にスイッチで指定できます.
以下のようなスイッチがあります.-c と -b,-w と -a はそれぞれ後で設定したものが有効となります.

-c ホスト画面をカラーモードで起動します.
カラーモードにすると若干表示速度が低下します.
-b ホスト画面をブリンク可能なカラーモードにします.
ESCシーケンスの ESC+[5m が有効になります.垂直帰線期間割り込みを使用します.
-w ホストコンソール画面を80文字モードに設定して起動します.
-a マスク付80文字モードで起動します.
-w は線で境界を表示しますが,このスイッチでは網でマスクします.見易い方で起動してください.
-mn 'n' は起動するシステムの回線数です.
間違ったシステムの起動を抑制するために指定するスイッチです.
通常は指定する必要がありません.
-sn 'n' はバッファの容量です.
KB 単位で指定できます.必要メモリは容量×2KBです.
ホストアクセス時のバックログを使用可能にします.

スクロールバッファにメモリを 256KB 割り当てる場合.

>net_cock -s128

-i 電源SWを有効にします.通常は設定しないでください.
-e 終了後リセットするのではなく,OSに戻ることができます.ベクタも元に戻ります.
-ln1,n2,n3,... 各回線の使用RSボードのクロック設定を行ないます.
0回線目はホストコンソールですから指定はできません.
それぞれの回線に使われているRSボード (1回線目は本体のSCC) のクロックを指定します.
純正のボードを使っている場合には本体のSCCクロックと同じ設定にしてください.
PSX を使っている場合には '4' を指定します.'n' には 0〜4 を指定してください.

  • 0: SCC  5.0000MHz
  • 1:      4.9152MHz
  • 2:      7.5000MHz
  • 3:      7.3728MHz
  • 4: PSX 11.0592MHz
1回線目 (本体ポート) が 7.3728MHz で 2,3回線目に純正ボード,4,5回線目に PSX16550 を使用している場合.

>net_cock -l3,3,3,4,4

-tn 'n' は PSX の受信トリガレベルを指定します.
1,4,8,14 が指定可能です.
-xn 'n' は PSX の連続送信バイト数を指定します.
1〜16 までが指定可能です.

画面は 80桁カラーブリンク表示.桁マスクなし.
バックログバッファを64KB取得.
1回線目本体SCCクロックは 4.9152MHz.2,3,4,5回線目用に PSX16750 を使用している場合の設定例.

>net_cock.x -wbs64l1,4,4,4,4


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