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2. 'NET-COCK' の特徴


'NET-COCK' は X680x0 上で動作するホストプログラムです.
その大きな特徴としてメール・テキスト・バイナリを全てボードで管理しているという点があげられます
つまり,ボードを一括して呼び出すコマンドを使用すると,メールも書き込みもフリーウェアも1つのコマンドで閲覧できるというわけです.

また,システム管理下にある主要なデータをメモリ上で管理することによって,高 速アクセスが可能になり,かつ,外部記憶装置に対する負担を軽減しています.
ただ,そのためにグラフィックメモリまで使用して処理しているので,不注意でデータを壊す危険性や,停電などの事故に弱いという欠点もあります.

プログラム本体はフルアセンブラで記述されているため,機能の割にコンパクトで高速な処理を実現しています.
RS-232C ドライバなども全て内蔵してあるため,起動時に常駐アプリケーションを全く必要としていません.

コマンド体系は 'WWIV' や 'BIG-MODEL' などのホストプログラムのようなワンキーコマンドではなく,DOS のようなコマンド入力体系が主体になっています.
メニューモードもありますが,'NET-COCK' の機能を完全に引き出すには,コマンドモードで利用されることを前提とした設計になっています.
そのためか,DOS に慣れた人には非常に親しみやすい反面,初心者にはわかりづらいという面も持っています.

オリジナルがリリースされたのが 1990年と既に相当な年月が経っているのですが,X68000 同様,そのコンセプトは決して色褪せてなく,充分現役の仕様に耐える出来となっています.
ただ,機能的にはやはり遅れは否めない面もあるため,ここ数年色々な改造版が出てきているのが実情です.
この '沙希さん system' もその1つなわけです.


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