戻る
N88-BASIC
PC-8801 : 日本電気 (NEC)

N88-BASIC N88-BASIC(V2)

N88-BASICはMicrosoft BASICにNEC独自の拡張を行ったものである。
PC-8801シリーズにROM BASICとして搭載されている。
PC-8801mkIISR以降は互換性を保つための通常モードと高速モードがあるV1と更に拡張したV2に分かれて搭載された。

また、DISKによりN88-DISK BASICとN88-日本語BASICが提供されている。
日本語BASICは2bytes文字(すなわち漢字などの全角文字)が扱えるものとなっている。

コマンド・関数のあとに
[disk]とついている場合はN88-DISK BASICで使用可能。
[V1]とついている場合はN88-BASIC V1で使用可能(拡張命令はシステムディスクが必要)。
[V2]とついている場合はN88-BASIC V2で使用可能(拡張命令はシステムディスクが必要)。
[日本語]とついている場合はN88-日本語BASICで使用可能。

N88-BASIC簡易リファレンス
コマンド
表記凡例使用例説明
AUTOAUTO [行番号][,増分]AUTO 100,5先頭に自動的に行番号を発生させる(増分を省略した場合は10)
DELETEDELETE {行番号 | ラベル}[,[{行番号2 | ラベル2}]][,...]
DELETE [{行番号 | ラベル}][-[{行番号2 | ラベル2}]]
DELETE 10,100
DELETE 100-200
指定した{行番号 | ラベル}を削除する
指定した範囲の行番号を削除する
LISTLIST {[{行番号 | ラベル}] | [.]}
LIST [{行番号 | ラベル}][,[{行番号2 | ラベル2}]][,...]
LIST [{行番号 | ラベル}][-[{行番号2 | ラベル2}]]
LIST
LIST 10,100
LIST 100-200
メモリ上のプログラムを表示する
指定した{行番号 | ラベル}を表示する
指定した範囲の{行番号 | ラベル}を表示する
範囲指定でラベルを使用することもできるが、行番号と混在で指定はできない
LLISTLLIST {[{行番号 | ラベル}] | [.]}
LLIST [{行番号 | ラベル}][,[{行番号2 | ラベル2}]][,...]
LLIST [{行番号 | ラベル}][-[{行番号2 | ラベル2}]]
LLIST
LLIST 10,100
LIST 100-200
メモリ上のプログラムをプリンタに出力する
指定した{行番号 | ラベル}をプリンタに出力する
指定した範囲の{行番号 | ラベル}をプリンタに出力する
範囲指定でラベルを使用することもできるが、行番号と混在で指定はできない
RENUMRENUM [新行番号][,旧{行番号 | ラベル}][,増分]RENUM 1000,10,100新{行番号 | ラベル}を先頭に{行番号 | ラベル}をつけ直す
EDITEDIT {行番号 | ラベル}EDIT 100指定行を編集モードにする
NEWNEWNEWプログラムを全て消去し、変数を初期化する
NEW ONNEW ON 式NEW ON 1モードを切り替える
CONTCONTCONTSTOPキーやSTOP,ENDで終了したプログラムの実行を再開する
RUNRUN {[{行番号 | ラベル}] | "[{ドライブ番号 | デバイス名}:]ファイル名"[,R]}RUN 100
RUN "1:test.bas"
指定した{行番号 | ラベル}からプログラムを実行する({行番号 | ラベル}を省略した場合は先頭から実行する)
ファイルを読み込んで実行する(Rを付けた場合は既にOPENしているファイルはCLOSEしない)
MOUNT diskMOUNT [ドライブ番号,[番号2][,...]]MOUNT 1ファイル装置を使用可能(MOUNT)にする
REMOVE diskREMOVE [ドライブ番号,[番号2][,...]]REMOVE 1ディスクをイジェクトする準備をする
FILES diskFILES [ドライブ番号]FILES 1記録メディアにあるファイル一覧を出力する
LFILES diskLFILES [ドライブ番号]LFILES 1フロッピーディスクにあるファイル一覧をプリンタに出力する
FORMAT diskFORMAT [ドライブ番号]FILES 1フロッピーディスクを初期化する
SAVESAVE "[{ドライブ番号 | デバイス名}:]ファイル名"[,{A | P}]SAVE "test.bas"記録メディアに[{ASCII形式 | 保護属性}で]プログラムを保存する
保護属性は解除不可であるため、使用には留意
LOADLOAD "[{ドライブ番号 | デバイス名}:]ファイル名"[,R]LOAD "test.bas"記録メディアからプログラムを読み込む(Rを付加した場合は実行も行う)
LOAD?LOAD? ["CAS:ファイル名"]LOAD? "CAS:test"カセットテープのプログラムを照合する(ファイル名を省略した場合は最初に見つかったプログラムを照合する)
NAME diskNAME "[ドライブ番号:]旧ファイル名" as "[ドライブ番号:]新ファイル名"NAME "test.bas" as "test2.bas"フロッピーディスク上のファイル名を変更する
KILL diskKILL "[ドライブ番号:]ファイル名"KILL "test.bas"フロッピーディスクメディア上のファイルを削除する
MERGE diskMERGE "[ドライブ番号:]ファイル名"MERGE "test.bas"フロッピーディスクのASCII形式ファイルとメモリ上のプログラムをマージする
CHAIN diskCHAIN [MERGE] "[ドライブ番号:]ファイル名"[,[{行番号 | ラベル}][,ALL][,DELETE範囲]]CHAIN "0:test"フロッピーディスクのASCII形式ファイルを呼び出して、変数を渡して実行する
「MERGE」を指定した場合はメモリ上のプログラムとマージされる
(この場合はASCII形式だけではなく通常形式も使用できるが、マージされるプログラムはメモリ上のものより{行番号 | ラベル}が大きくなければエラーとなる)
{行番号 | ラベル}を指定した場合はそこから実行となる
「ALL」を指定した場合はCOMMONの指定に関わらず全ての変数が引き渡される
DELETE範囲の指定は「MERGE」指定時に有効でマージするプログラムを指定した範囲で削除する
SET diskSET {ドライブ番号 | #ファイル番号 | "[デバイス名:]ファイル名"},"属性"SET "test","R"ファイルの属性を指定する
属性
R : Read only
P : Write Protect
KEY LISTKEY LISTKEY LISTファンクションキーの定義一覧を表示する
NEW CMDNEW CMDNEW CMDV2もしくは日本語BASICで拡張コマンドを使用可能にする
MONMONMONモニタコマンドモードにする
TERMTERM "[COM:][設定文字列]"[,[モード][.変数領域サイズ]]TERM "COM:"ターミナルモードにする
[戻る]
ステートメント:プログラム制御
表記凡例使用例説明
**ラベル名*TESTラベルを定義する(行の先頭から単独で記述)
ENDENDENDプログラムを終了する
STOPSTOPSTOPプログラムを一時停止する
REM{REM | '} [注釈]REM TEST注釈を入れる(実行には無関係)
FOR...TO...STEP〜NEXTFOR 変数=開始値 TO 終了値 [STEP 増分]〜NEXT [変数][,変数2][,...]FOR I=0 TO 10 STEP 2〜NEXT IFORからNEXTまでの処理を繰り返す
GOSUB
GO SUB
GOSUB {行番号 | ラベル}GOSUB 100サブルーチンを呼び出す
RETURNRETURN [{行番号 | ラベル}]RETURNサブルーチンから復帰する
GOTO
GO TO
GOTO {行番号 | ラベル}GOTO 100指定した{行番号 | ラベル}から実行する
IF...THEN | GOTO...ELSE...IF 論理式 {THEN 文 | GOTO {行番号 | ラベル}} ELSE {文 | {行番号 | ラベル}}IF A=0 {THEN END | GOTO 10} ELSE 20論理式の条件判断をする
WHILE〜WENDWHILE 式〜WENDWHILE I=0〜WENDWHILEの式が真の場合はWENDまでの処理を繰り返す
ON...GOTOON 式 GOTO {行番号 | ラベル}[,{行番号2 | ラベル2}][,...]ON A GOTO 100,200式の値に応じて指定された{行番号 | ラベル}へ分岐する
ON...GOSUBON 式 GOSUB {行番号 | ラベル}[,{行番号2 | ラベル2}][,...]ON A GOSUB 100,200式の値に応じて指定された{行番号 | ラベル}のサブルーチンを呼び出す
ON ERROR GOTOON ERROR GOTO {行番号 | ラベル}ON ERROR GOTO 100エラー発生時の分岐処理ルーチンを指定する ※エラーメッセージ一覧
RESUMERESUME {[0] | NEXT | {行番号 | ラベル}}RESUME 100エラー処理を終了し、実行を再開する
0     : エラー原因になった行から再開する(0を省略しても同じ)
NEXT  : エラー原因になった次の行から再開する
{行番号 | ラベル}: 指定した{行番号 | ラベル}から再開する
ON COM GOSUBON COM GOSUB {行番号 | ラベル}ON COM GOSUB 100通信ポート割込分岐処理ルーチンを指定する
ON KEY GOSUBON KEY GOSUB {行番号 | ラベル}[,[{行番号2 | ラベル2}][,[...][,[{行番号10 | ラベル10}]]]]ON KEY GOSUB 100ファンクションキー割込分岐処理ルーチンを指定する({行番号 | ラベル}は1〜10までのキーとなる)
ON STOP GOSUBON STOP GOSUB {行番号 | ラベル}ON STOP GOSUB 100STOPキー割込分岐処理ルーチンを指定する
ON HELP GOSUBON HELP GOSUB {行番号 | ラベル}ON HELP GOSUB 100HELPキー割込分岐処理ルーチンを指定する
ON TIME$ GOSUBON TIME$="時刻文字列" GOSUB {行番号 | ラベル}ON TIME$="00:00:00" GOSUB 100タイマ割込分岐処理ルーチンを指定する
[戻る]
ステートメント:変数関連
表記凡例使用例説明
CLEARCLEAR [[文字領域サイズ],メモリ上限][,スタックサイズ]CLEAR 512,&HC000変数を初期化し、文字領域サイズとユーザ領域の上限及びスタックサイズを指定する
INPUT[LINE ]INPUT [文字列{; | , }]変数[,変数2][,...]INPUT "X=";Xキーボードから入力した値を変数に代入する
LINEを付加した場合はコンマなどを無視して代入(変数は1個で文字列変数のみ)
INPUT WAIT[LINE ]INPUT WAIT 待ち時間,[文字列{; | , }]変数[,変数2][,...]INPUT "X=";Xキーボードから入力した値を変数に代入する(0.1s単位の時間経過付き)
LINEを付加した場合はコンマなどを無視して代入(変数は1個で文字列変数のみ)
LETLET 変数=式LET A=1変数に値を代入する(LETは省略できる)
DATADATA 定数[,定数2][,...]DATA "TEST",765READで読み込むデータを定義する
READREAD 変数[,変数2][,...]READ A$,BDATAで定義したデータを変数に代入する
RESTORERESTORE [{行番号 | ラベル}]RESTORE 1000READで読み込むDATAの先頭行を設定する
DEF FNDEF FN関数名(パラメータ[,パラメータ2[,...]])=定義式DEF FNTEST(X,A,B)=X^2+AX+Bユーザ定義関数を定義する
DIMDIM 変数名(最大値[,最大値2][,...])[,...]DIM A(100,10),B$(100)配列変数の定義をする
OPTION BASEOPTION BASE {0 | 1}OPTION BASE 0配列添字の下限を設定する
COMMON diskCOMMON 変数名[[,変数名2][,...]]COMMON A,B$CHAINで引き渡す変数の定義をする
ERASEERASE 変数名[,変数名2[,...]]ERASE A,B$配列変数を消去する
SWAPSWAP 変数1,変数2SWAP A,B変数1と変数2の値を交換する
DEFINTDEFINT 変数名[-変数名2]
DEFINT 変数名[,変数名2[,,,,]]
DEFINT A-Z
DEFINT A,C
指定した変数の型を整数型とする
DEFSNGDEFSNG 変数名[-変数名2]
DEFSNG 変数名[,変数名2[,,,,]]
DEFSNG A-Z
DEFSNG A,C
指定した変数の型を単精度型とする
DEFDBLDEFDBL 変数名[-変数名2]
DEFDBL 変数名[,変数名2[,,,,]]
DEFDBL A-Z
DEFDBL A,C
指定した変数の型を倍精度型とする
DEFSTRDEFSTR 変数名[-変数名2]
DEFSTR 変数名[,変数名2[,,,,]]
DEFSTR A-Z
DEFSTR A,C
指定した変数の型を文字列型とする
RANDOMIZERANDOMIZE [式]RANDOMIZE 0乱数系列を設定する
[戻る]
ステートメント:マシン語関連
表記凡例使用例説明
BSAVE diskBSAVE "[ドライブ番号:]ファイル名",セーブアドレス,長さBSAVE "1:test",&HD000,1024フロッピーディスクにマシン語プログラムを保存する
BLOAD diskBLOAD "[ドライブ番号:]ファイル名"[,[ロードアドレス][,R]]BLOAD "1:test"フロッピーディスクからマシン語プログラムを読み込む(Rを付加した場合は実行も行う)
CALLCALL 変数名(引数1[,引数2[,...]])CALL MS(A)指定したアドレスのマシン語サブルーチンを呼び出す
DEF USRDEF USR[番号]=アドレスDEF USR1=&HD000USRで呼び出すマシン語サブルーチンを定義する
POKEPOKE アドレス,数式POKE &HD000,&HC9指定したアドレスに値を書き込む
[戻る]
ステートメント:ファイル関連
表記凡例使用例説明
OPENOPEN "[{ドライブ番号 | デバイス名}:]ファイル名" [FOR モード] AS #ファイル番号OPEN "test.bas" FOR INPUT AS #1指定したファイルをファイル番号でOPENする
INPUT : 入力モード
OUTPUT: 出力モード
APPEND: 追加モード
省略時: ランダムモード
CLOSECLOSE #ファイル番号1[,#ファイル番号2][,...]CLOSE #1指定したファイル番号のファイルをCLOSEする
WIDTHWIDTH {"[{ドライブ番号 | デバイス名}:][ファイル名]" | #ファイル番号},サイズWIDTH "1:test",255デバイス、ファイルに対しての文字領域(0〜255)を設定する
FIELDFIELD #ファイル番号,フィールド幅 as 文字列変数[,フィールド幅 as ....]FIELD #1,128 as TEST$,64ランダムファイルバッファにフィールド変数を割り当てる
GETGET #ファイル番号[,数式]GET #1,10ファイルからデータをファイルバッファに読み込む
PUTPUT #ファイル番号[,数式]PUT #1,10ファイルバッファのデータをファイルに書き込む
INPUT #[LINE ]INPUT #ファイル番号 | 入力機器番号,変数1[,変数2[,...]]INPUT #1,A,Bシーケンシャルファイル中のデータを読み込んで変数に代入する(LINEを付加した場合はコンマなどを無視して代入、変数は1個で文字列変数のみ)
PRINT #PRINT #ファイル番号[.{[USING 書式;データ] | [式]}[;式2[,...]]]PRINT #1,A;Bファイルにデータを書き込む
WRITE # diskWRITE #ファイル番号,[式列]WRITE #1,A,B$シーケンシャルファイルにデータを区切って書き込む
DSKO$ diskDSKO$ ドライブ番号,ヘッド番号,トラック番号,セクタ番号,文字列式DSKO$ 1,1,2,3,A$フロッピーディスクに直接256bytesの文字列を書きこむ
LSETLSET 文字変数=文字列LSET A$="TEST"ランダムファイルバッファのフィールドに左詰めで文字列を代入する
RSETRSET 文字変数=文字列RSET A$="TEST"ランダムファイルバッファのフィールドに右詰めで文字列を代入する
[戻る]
ステートメント:画面関連
表記凡例使用例説明
CLSCLS [機能コード]CLS 3画面を消去する
日本語BASICでは指定した機能コードの範囲内でテキスト・グラフィック双方が消去される
1 : テキスト画面(スクロール範囲内 : デフォルト)
2 : グラフィック画面(ビューポート内)
3 : 両方
LOCATELOCATE X,Y[,カーソル表示]LOCATE 10,10指定した位置にカーソルを移動する
PRINT{PRINT | ?} [{[USING 書式;データ] | [式]}[{, | ;}[式2[,...]]]]PRINT "HELLO,WORLD"画面上に表示する
USINGを付けた場合は書式に対応して表示する
WRITEWRITE [式列]WRITE A$,B,C#画面へデータを区切って出力する
COLORCOLOR [ファンクションコード][,バックグラウンドカラーコード][,ボーダーカラーコード][,フォアグラウンドカラーコード]COLOR 7,0,1,2カラーを指定する
COLOR=COLOR=([パレット番号,カラーコード)COLOR=(7,0)カラーパレットを指定する
V2使用時はテキスト画面がカラーでグラフィック画面が白黒のときのみ、テキスト画面のカラーパレットのみを変更できる
COLOR@COLOR@(X1,Y1)-(X2,Y2),ファンクションコードCOLOR@(0,0)-(10,10),2範囲内のキャラクタカラーを指定する
CONSOLECONSOLE [スクロール開始行][,[スクロール行の長さ]][,[ファンクションキー表示モード]][,[カラースイッチ]]CONSOLE 0,20,1,0テキスト画面を設定する
・ファンクションキー表示モード
0 : OFF
1 : ON
・カラースイッチ
0 : 白黒モード
1 : カラーモード
WIDTHWIDTH 桁数[,行数]WIDTH 80画面の桁数(40/80)と行数(20/25)を設定する
SCREENSCREEN [画面モード][,[画面スイッチ]][,[アクティブページ]][,[表示ページ]]SCREEN 0,0グラフィック画面を設定する
VIEWVIEW (X1,Y1)-(X2,Y2)[,[領域色][,境界色]]VIEW (0,0)-(100,100)グラフィック画面の表示領域(スクリーン座標系)を設定する
WINDOWWINDOW (X1,Y1)-(X2,Y2)WINDOW (0,0)-(100,100)グラフィック画面の表示領域(ワールド座標系)を設定する
ROLL V1〜ROLL ドット数ROLL 16指定したドット数分グラフィック画面をスクロールする
V1では1〜197、V2及び日本語BASICでは-197〜-1,1〜197を指定可能
負数指定では逆スクロールになる
MAPMAP (数式,機能コード)MAP(0,0)数式で指定したスクリーン座標とワールド座標の相互変換を行う
0 : 数式をワールド座標系のX座標とする
1 : 数式をワールド座標系のY座標とする
2 : 数式をスクリーン座標系のX座標とする
3 : 数式をスクリーン座標系のY座標とする
GET@GET[@](X1,Y1)-[STEP](X2,Y2),配列変数名[(要素番号)]GET@(0,0)-(15,15),A%画面上のグラフィックパターンを配列変数に読み込む
PUT@PUT[@](X,Y),{配列変数名 | KANJI(漢字コード)}[,条件][,フォアグラウンドカラーコード][,バックグラウンドカラーコード]PUT@(0,0),A%,PSET
PUT@(0,0),KANJI(A)
GET@で取り込んだパターンを表示する
漢字を表示する
条件
PSET   : そのまま描画する
PRESET : パターンで消去する
OR     : 画面上のパターンと配列変数のパターンをドット単位でORした結果を描画する
AND    : 画面上のパターンと配列変数のパターンをドット単位でANDした結果を描画する
XOR    : 画面上のパターンと配列変数のパターンをドット単位でXORした結果を描画する(省略時はXOR)
LINELINE[[ STEP](X1,Y1)-][STEP](X2,Y2)[,パレットコード][,{B | BF}[,ラインスタイル]LINE(0,0)-(100,100),4,BF直線(B:四角形,BF:塗りつぶした四角形)を描画する
ラインスタイルは&H0000〜&HFFFFまでの指定で対応するビットが1の部分のみ描画する
CIRCLECIRCLE[STEP](X,Y),半径[,[パレットコード][,[開始位置][,[終了位置][,比率]]]]CIRCLE(100,100),100,2指定座標に円を描画する
STEP指定時は座標指定は前回座標との差分となる
比率 : 0〜(Y軸半径/X軸半径)
640x200→0.5で真円(省略時)
640x400→1で真円(省略時)
開始終了位置 : -2π〜2π(ラジアン値:0でX軸右端)
PAINTPAINT[ STEP](X,Y)[,{[パレットコード] | [タイルストリング]}[,境界色][,バックグラウンドストリング]PAINT(100,100),2,7
PAINT(100,100),&HAA,2,&HFF
指定したパレットコードで境界色に囲まれた範囲を塗りつぶす(境界色を省略した場合はパレットコードを指定したものとする)
指定したタイリングパターンで境界色に囲まれた範囲を塗りつぶす
タイリングパターンは白黒モードで1バイト単位、カラーモードで3バイト単位で指定
白黒時はビットが1のところを描画する
カラー時は3バイトの各ビットをORした値が描画するパレットコードとなる
バックグラウンドストリングはタイリングパターン指定時のみ指定可能
POINTPOINT[ STEP](X,Y)POINT(100,100)指定した座標を最終参考点(LP)に設定する
PSETPSET[ STEP](X,Y)[,カラーコード]PSET(100,100),2指定した座標にドットを表示する
PRESETPRESET[ STEP](X,Y)[,カラーコード]PRESET(100,100)指定した座標のドットを消去する(カラーコードを付けた場合はPSETと同等)
KPLOAD 日本語KPLOAD 文字コード,配列名KPLOAD &HEB9F,A%外字(&HEB9F〜&HEBDD)パターンを定義する
[戻る]
ステートメント:拡張タートルグラフィック
表記凡例使用例説明
CMD TURTLE V1/V2CMD TURTLE 制御文字列CMD TURTLE A$タートルグラフィックで図形を描画する
CMD SING V1/V2CMD SING MML文字列CMD SING A$音楽を演奏する
CMD CLS V1/V2CMD CLS [機能コード]CMD CLS 3画面を消去する
機能コード
1 ; テキスト画面のみ(デフォルト)
2 : グラフィック画面のみ(ビューポートは無視される)
3 : 両方消去
9 : PAGE 0のみ
10 : PAGE 1のみ
11 : PAGE 0,1
12 : PAGE 2のみ
13 : PAGE 0,2
14 : PAGE 1,2
15 : 全ページ
CMD TEXT V1/V2CMD TEXT {ON | OFF}CMD TEXT ONテキスト画面の表示を設定する
ON  : テキスト画面を表示
OFF : テキスト画面を非表示
CMD CUT V1/V2CMD CUTCMD CUTタートルグラフィック拡張命令を開放する
[戻る]
ステートメント:拡張ステートメント
表記凡例使用例説明
CMD BGM V2/日本語CMD BGM スイッチCMD BGM 1並列動作モードの設定をする
0 : 並列動作モード解除
1 : 並列動作モード設定(CMD PLAYでの演奏を行いながら動作を継続させる)
CMD OUTM V2/日本語CMD OUTM 数式[,数式2,...]CMD OUTM AMIDIポートへデータを送信する(要PC-8801-10 : ミュージックI/F)
CMD STOPM V2/日本語CMD STOPMCMD STOPM音楽機能を初期化する
CMD PAL V2/日本語CMD PAL [パレット番号(0〜7)][,アナログカラーコード(&O000〜&O777)]CMD PAL 0,255パレットにアナログカラーコードを割付ける
CMD PLAY V2/日本語CMD PLAY [#音源モード(0〜4)][MML文字列1][,MML文字列2[,...][,MML文字列6]]CMD PLAY #2,A$,B$,C$,D$,E$,F$音楽を演奏する
CMD SOUND V2/日本語CMD SOUND レジスタ番号,数式CMD SOUND 0,128SSGポートへデータを書き込む(要PC-8801-10 : ミュージックI/F)
CMD VOICE V2/日本語CMD VOICE 整数配列1[,整数配列2][,整数配列3]CMD VOICE A%,B%,C%OPNの音色を設定する
CMD VOICE COPY V2/日本語CMD VOICE COPY 音色番号(0〜61),整数配列CMD VOICE COPY 0,A%OPNの音色データを配列変数にコピーする
CMD VOICE LFO V2/日本語CMD VOICE LFO チャンネル番号(1〜6)[,制御文字列]CMD VOICE LFO 0,A$OPNのチャンネルにLFO効果を設定する
CMD VOICE REG V2/日本語CMD VOICE REG レジスタ番号,数式CMD VOICE REG 0,AOPNのレジスタにデータを書き込む
CMD UNLINK V2/日本語CMD UNLINKCMD UNLINK拡張命令を開放する
[戻る]
ステートメント:その他
表記凡例使用例説明
BEEPBEEP [スイッチ]BEEP 1BEEP音を出力する
スイッチ
(省略) : 「ピーッ」と鳴らす
0 : 音を鳴らさない(消す)
1 : 音を鳴らす(255まで指定可能だが違いはない)
COPYCOPY [機能コード]COPY 1プリンタに画面内容を出力する
1 : テキスト画面のみ出力(デフォルト)
2 : グラフィック画面のみ出力
3 : 両方を出力
4 : グラフィック画面のみを出力(640x200指定時漢字を縦1/2にして出力)
5 : 両方を出力(640x200指定時は4と同様)
LPRINTLPRINT [{[USING 書式;データ] | [式]}[{, | ;}[式2[,...]]]]LPRINT A$プリンタに出力する
WIDTH LPRINTWIDTH LPRINT 文字数WIDTH LPRINT 80プリンタの行文字数(0〜255)を設定する
ERRORERROR エラー番号ERROR 19指定したエラー番号のエラーを発生させる ※エラーメッセージ一覧
KEYKEY 番号,文字列KEY 1,"TEST"指定した番号のファンクションキーに文字列を設定する
KEYKEY [(番号)] {ON | OFF | STOP}KEY (1) ONファンクションキー(1〜10)の割込設定をする(番号指定を省略すると全ファンクションキー指定)
ON   : 割込許可
OFF  : 割込禁止
STOP : 割込停止(ONで再開)
COMCOM {ON | OFF | STOP}COM ON通信ポートの割込設定をする
ON   : 割込許可
OFF  : 割込禁止
STOP : 割込停止(ONで再開)
STOPSTOP {ON | OFF | STOP}STOP ONSTOPキーの割込設定をする
ON   : 割込許可
OFF  : 割込禁止
STOP : 割込停止(ONで再開)
HELPHELP {ON | OFF | STOP}HELP ONHELPキーの割込設定をする
ON   : 割込許可
OFF  : 割込禁止
STOP : 割込停止(ONで再開)
TIME$TIME$ {ON | OFF | STOP}TIME$ ONタイマ割込設定をする
ON   : 割込許可
OFF  : 割込禁止
STOP : 割込停止(ONで再開)
MOTORMOTOR [スイッチ]MOTOR 1カセットテープレコードのモータを制御する
スイッチ(省略時はトグル動作)
0 : 止める
1 : 動かす
OUTOUT ポート番号,数式OUT &HD0,10ポートに値を出力する
WAITWAIT ポート番号,マスク[,論理データ]WAIT &HD0,&H80,&HF0ポート入力kからのデータ受信を待ち「(データ [XOR 論理データ]) AND マスク」が真のとき、次の行からプログラムを再開する
TRONTRONTRONトレースモードにする
TROFFTROFFTROFFトレースモードを解除する
[戻る]
文字列関数
表記凡例使用例説明
ASCASC(文字列式)ASC("TEST")文字列先頭のキャラクタコードを返す
VALVAL(文字列式)VAL("123")文字列を数値に変換する
CHR$CHR$(数式)CHR$(41)指定したキャラクタコードの文字を返す
STR$STR$(数式)STR$(A)数値を文字列に変換する
STRING$STRING$(式,[文字列 | 数式})STRING$(10,"=")指定した文字数だけ追加した文字列を返す
SPACE$SPACE$(数式)SPACE$(A)指定した長さの空白文字列を返す
HEX$HEX$(数式)HEX$(255)10進数を16進数文字列に変換する
OCT$OCT$(数式)OCT$(255)10進数を8進数文字列に変換する
LEFT$LEFT$(文字列式,式)LEFT$(A$,2)文字列の左側から式で指定した桁数の文字列を返す
MID$MID$(文字列式,式1[,式2])[=文字列]MID$(A$,2,1)文字列の式1で指定した位置から式2で指定した桁数の文字列を返す(=文字列を指定した場合はその文字列と置換する)
RIGHT$RIGHT$(文字列式,式)RIGHT$(A$,2)文字列の右側から式で指定した桁数の文字列を返す
INSTRINSTR([開始位置,]文字列式1,文字列式2)INSTR(A$,B$)文字列1から文字列2を[開始位置から]探し、一致した場合文字列1の何文字目かを返す
SEARCHSEARCH(配列変数名,整数値[,[開始位置][,ステップ]])SEARCH(A%,B)配列変数の要素から指定された整数値の位置を返す
LENLEN(文字列式)LEN(A$)文字列の文字数を返す
KLEN 日本語KLEN(文字列式)KLEN(A$)文字列の文字数を全角文字も1文字として返す
AKCNV$ 日本語AKCNV$(文字列式)AKCNV$(A$)文字列中の半角文字を全角文字に変換した文字列を返す
KACNV$ 日本語KACNV$(文字列式)KACNV$(A$)文字列中の全角文字を半角文字に変換した文字列を返す(半角文字にできないものはそのまま)
SPCSPC(数式)SPC(A)指定した長さの空白を返す(出力文字式内でのみ使用)
TABTAB(数式)TAB(A)指定した位置まで空白を返す(出力文字式内でのみ使用)
[戻る]
数値関数
表記凡例使用例説明
INTINT(数式)INT(A)数式の整数値を返す(数式の値を超えない整数値)
FIXFIX(数式)FIX(A)数式の整数値を返す(切り捨て)
SGNSGN(数式)SGN(A)数式の符号を返す
RNDRND(数式)RND(A)0以上1未満の乱数を返す
正数: 次の乱数を発生する(省略した場合も同様)
負数: 乱数を初期化する
0   : 同じ乱数を生成する
CINTCINT(数式)CINT(A)数式を整数型へ変換する
CSNGCSNG(数式)CSNG(A)数式を単精度型へ変換する
CDBLCDBL(数式)CDBL(A)数式を倍精度型へ変換する
[戻る]
数学関数
表記凡例使用例説明
ABSABS(数式)ABS(-1000)絶対値を返す
SINSIN(数式)SIN(3.14)正弦(サイン)の値を返す
COSCOS(数式)COS(3.14)余弦(コサイン)の値を返す
TANTAN(数式)TAN(3.14)正接(タンジェント)の値を返す
ATNATN(数式)ATN(3.14)逆正接(アークタンジェント)の値を返す
EXPEXP(数式)EXP(1)自然対数の低(e)に対する指数関数の値を返す
LOGLOG(数式)LOG(1)自然対数の値を返す
SQRSQR(数式)SQR(2)平方根の値を返す
[戻る]
その他関数
表記凡例使用例説明
CVICVI(文字列式)CVI(A$)文字列(2bytes)を整数型へ変換する
CVSCVS(文字列式)CVS(A$)文字列(4bytes)を単精度型へ変換する
CVDCVD(文字列式)CVD(A$)文字列(8bytes)を倍精度型へ変換する
MKI$MKI$(数式)MKI$(A%)整数型を文字列(2bytes)へ変換する
MKS$MKS$(数式)MKS$(A!)単精度型を文字列(4bytes)へ変換する
MKD$MKD$(数式)MKD$(A#)倍精度型を文字列(8bytes)へ変換する
INPUT$ diskINPUT$(文字数[,ドライブ番号])INPUT$(1,#1)ファイルから文字数分の文字列を返す
ドライブ番号を省略した場合はキーボードからの入力(プロンプトの表示はない)
ATTR$ diskATTR$({ドライブ番号 | #ファイル番号 | ファイル名})ATTR$(#1)ディスク/ファイルの属性を返す
DSKI$ diskDSKI$(ドライブ番号,ヘッド番号,トラック番号,セクタ番号)DSKI$(1,1,2,3)ファイル装置から直接読み込んだ256bytesの文字列を返す
LOCLOC(ファイル番号)LOC(1)指定したファイル番号の論理的位置を返す
LOFLOF(ファイル番号)LOF(1)指定したファイル番号の総レコード数を返す
EOFEOF(ファイル番号)EOF(1)シーケンシャルファイルの終わりを検出する
FPOSFPOS(ファイル番号)FPOS(1)ファイルの物理セクタ番号を返す
DSKF diskDSKF(ドライブ番号[,機能コード])DSKF(1)フロッピーディスクの情報を返す
KPOS 日本語KPOS(文字列式,数式)KPOS(A$,1)文字列中の指定文字列位置を返す(全角文字も1文字とする)
FREFRE(機能コード)FRE(0)使用可能なメモリサイズを返す
0 : 変数領域
1 : テキスト領域
2 : 両方の和
INKEY$INKEY$INKEY$押されたキーの値を返す
DATE$DATE$DATE$="10/01/01"日付文字列変数を操作する
TIME$TIME$TIME$="12:34:56"時刻文字列変数を操作する
CSRLINCSRLINCSRLIN現在のカーソル行位置を返す
POSPOS(番号)POS(0)現在のカーソル桁位置を返す(番号指定は無視される)
POINTPOINT{[ STEP](X,Y) | (機能コード)}POINT(100,100)
POINT(0)
指定した座標のドットの有無を返す
最後にグラフィック操作が行われた座標を返す
機能コード
0 : X座標をワールド座標で返す
1 : Y座標をワールド座標で返す
2 : X座標をスクリーン座標で返す
3 : Y座標をスクリーン座標で返す
VIEWVIEW(機能コード)VIEW(0)ビューポートの設定位置(スクリーン座標系)を返す
機能コード
0 : ビューポート左上のX座標を返す
1 : ビューポート左上のY座標を返す
2 : ビューポート右下のX座標を返す
3 : ビューポート右下のY座標を返す
WINDOWWINDOW(機能コード)WINDOW(0)ウィンドウの設定位置(ワールド座標系)を返す
機能コード
0 : ウィンドウ左上のX座標を返す
1 : ウィンドウ左上のY座標を返す
2 : ウィンドウ右下のX座標を返す
3 : ウィンドウ右下のY座標を返す
LPOSLPOS(番号)LPOS(0)プリンタのヘッド位置を返す(番号指定は無視される)
INPINP(ポート番号)INP(100)指定したポート番号(0〜255)の入力値を返す
PEEKPEEK(アドレス)PEEK(&HD000)指定したアドレスの値を返す
USRUSR番号(式)I=USR1(TEST)マシン語関数を呼び出す
VARPTRVARPTR(変数名)VARPTR(T)変数が割り当てられているアドレスを返す
ERRERRERR発生したエラーのエラーコードを返す
ERLERLERLエラーの発生した行番号を返す
[戻る]

※ NEW ON
ビットで指定

bit機能01
0BASICセレクトN88-BASIC V1N-BASIC
DIPSW 1
1システムモードBASICTERM
2桁数4080
3行数2025
4TERM SOFFON
5TERM DEL無視処理
DIPSW 2
8TERM パリティスイッチOFFON
9TERM パリティ奇数偶数
10TERM ビット2025
11TERM ストップビット12
12TERM XONOFFON
13TERM モード全二重半二重

[戻る]

※ デバイス

デバイス名対象入力出力備考
CASn:
CAS:
カセットテープOOn=1〜2(I/F増設時有効)
CAS1は1200baud、CAS2は600baud
n:フロッピーディスクOOn=1〜8
SCRN:画面XO
KYBD:キーボードOX
LPT1:
LPT:
プリンタXO
COM1:
COM:
RS-232COO

ROM BASIC時のデフォルトはCAS1:
DISK BASIC時のデフォルトは1:

[戻る]

※ モニタコマンド
D[adr1,adr2] : Dump(メモリをダンプする)
(adr1,adr2 : 開始アドレス、終了アドレス)
G[adr][,break1][,break2] : Go(メモリの内容を実行する)
(break1,break2 : ブレイクポイント)
S[adr] : Set memory(メモリを編集する)
A[adr] : Assemble(アセンブル)
L[adr] : 逆アセンブル
X[reg] : eXamine register(レジスタ内容の確認)
B{H|Q} : Base(HEX/OCT)
M[adr1,adr2,adr3] : Move memory
(adr1,adr2 : 開始アドレス、終了アドレス)
(adr3 : 転送先アドレス)
E[adr] : Edit memory(メモリ編集モード)
F[adr1,adr2,data] : Fill memory(指定範囲を同一データで埋める)
I[port] : Input(指定ポートからデータを受信する)
O[port,data] : Output(指定ポートへデータを送信する)
P : Printer switch(プリンタ出力切替)
W[filename,adr1,adr2] : Write tape(カセットテープへデータを出力する)
(adr1,adr2 : 開始アドレス、終了アドレス)
R[filename] : Read tape(カセットテープからマシン語プログラムをロードする)
V[filename] : Verify tape(カセットテープのマシン語プログラムをヴェリファイする)
TM : Test Memory(メモリテストを実行する)
^B : Break(CTRL+BでBASICに戻る)

[HELP] : HELPキー(CTRL+A)でコマンド一覧表示

[戻る]

※ ターミナルモード
SHIFT+STOPでBASICに戻る

設定文字列
・パリティ
N : なし
O : 奇数
E : 偶数

・ワード長
7 : 7bit(パリティ:O|E)
8 : 8bit(パリティ:N)

・ストップビット
1 : 1bit
2 : 1.5bit
3 : 2bit

・XONスイッチ
N : XON/XOFF制御なし
X : XON/XOFF制御あり

・Sパラメータ(7bit指定時に&H80以上のコード入出力可否)
N : 入出力不可
S : 入出力可能

モード
H : 半二重
F : 全二重

変数領域サイズ
省略時1024

パラメータは半角大文字のみ指定可能
省略時は半角スペースを使用

[戻る]

※ PRINT
; : 式を続けて表示する(A;B) 例 1;2
1 2
, : 式をTABで区切って表示する(A,B) 例 1,2
1         2

・USINGの書式
! : 文字列の最初だけを表示する
例 "!";"TEST"
T
@ : 文字列を表示する
_ : 次に続く制御文字をそのまま表示する
&(空白)& : &と空白の文字列分文字列を表示する(少ない場合は左詰め)
例 "[&    &]";"TEST"
[TEST  ]
# : 数値を桁数指定して出力する(少ない場合は右詰め)
例 "[#####]";100
[  100]
. : 小数点位置を指定する(冗長部分は0が出力される)
例 "[##.#####];3.1415!
[ 3.14150]
+ : 符号を出力する(負数の場合は負符号になる)
例 "[+####]";100
[+ 100]
- : 最後につけた場合、負符号を出力する
例 "[###-]";-10
[ 10-]
例 "[###-]";10
[ 10 ]
** : 先頭につけた場合、表示領域の空白を「*」で埋める
例 "[**####]";100
[***100]
\\ : 先頭につけた場合、数値の直前に「\」を出力する
例 "[\\####]";100
[   \100]
**\ : 先頭につけた場合、表示領域の空白を「*」で埋めて、数値の直前に「\」を出力する
例 "[**\####]";100
[****\100]
, : 桁数指定の「#」内につけた場合(「.」より左側)、3桁毎に「,」を出力する
例 "[#,#####]";1000
[  1,000]
^^^^ : 桁数指定の「#」につけた場合、指数形式で出力する
例 "[###^^^^^]";1000
[ 10E+02]

[戻る]

※ COLOR
COLOR ファンクションコード,バックグラウンドカラーコード,ボーダーカラーコード,フォアグラウンドカラーコードで指定

ファンクションコードはいわゆる文字カラー、バックグラウンドカラーは背景カラー
ボーダーカラーは画面の外枠のカラーだが、SR以降では指定に意味はない
フォアグラウンドカラーコードはグラフィック描画時のカラーとなる

CONSOLE ,,,カラーモードで白黒モードとカラーモードを指定
白黒モード(CONSOLE ,,,0)は以下の通り

0Normal
1Secret(見えない)
2Blink
3Secret
4Reverse
5Reverse&Secret
6Reverse&Blink
7Reverse&Blink&Secret

カラーモード(CONSOLE ,,,1)は以下の8色を指定する

0Black
1Blue
2Red
3Magenta
4Green
5Cyan
6Yellow
7White

[戻る]

※ SCREEN
SCREEN 画面モード,画面スイッチ,アクティブページ,表示ページ

・画面モード
0 : カラーモード(640x200)
1 : 白黒モード(640x200, 3pages)
2 : 専用ディスプレイモード(640x400)
以下、日本語BASICのみ指定可能で、指定時は画面モードのみ有効
3 : 日本語カラーモード(640x200)
4 : 日本語専用ディスプレイモード(640x400)
・画面スイッチ
0 : 高速書込、グラフィックマスクともにOFF
1 : 高速書込ON
2 : グラフィックマスクON
3 : 両方ON
・アクティブページ・表示ページ(白黒モード時のみ有効)
0 : 全ページOFF
1 : ページ1 ON
2 : ページ2 ON
3 : ページ1,2 ON
4 : ページ3 ON
5 : ページ1,3 ON
6 : ページ2,3 ON
7 : 全ページON

[戻る]

※ DSKF
機能コード
0 : 最大トラック番号
1 : トラック当たりのセクタ数
2 : 片面(0)/両面(1)
3 : トラック当たりのクラスタ数
4 : 総クラスタ数
5 : ディレクトリのあるトラック番号
6 : クラスタ当たりのセクタ数
7 : FAT開始セクタ
8 : FAT終了セクタ
9 : FAT数
10 ; IDのあるセクタ番号

[戻る]

※ TURTLE

コマンド条件機能備考
FDn-32768≦n≦32767タートルを前進させる
負数のときは後退
向きは変化しない
BKn-32768≦n≦32767タートルを後退させる
負数のときは前進
向きは変化しない
MVx,y-32768≦x≦32767
-32768≦y≦32767
タートルを指定座標へ移動させる向きは変化しない
SXx-32768≦x≦32767タートルを指定X座標へ移動させる向きは変化しない
SYy-32768≦y≦32767タートルを指定Y座標へ移動させる向きは変化しない
HDn-32768≦y≦32767タートルの向きを変える上方向が0、右方向が90、下方向が180、左方向が270
正数で時計周り、負数で反時計回り
LTn-32768≦n≦32767タートルを左回転させる 
RTn-32768≦n≦32767タートルを右回転させる 
CPnn=0,10 : 補正なし
1 : 補正あり
640x200モード時のX座標を補正
PDタートルのペンを下げる以降、移動時に描画する
PUタートルのペンを上げる以降、移動時に描画しない
PCnn=0〜7カラー指定 
HTタートルを表示しない 
STタートルを表示する 
RPn [...]n=1〜255[...]内を繰り返す 

「n」による指定は「(変数名)」とすることで定義した変数を使用可能

[戻る]

※ SING

音階 : CDEFGAB
半音 : 音階+(半音上げ)|音階-(半音下げ)
休符 : R
音長 : Ln(1〜32)
音階、休符の後に付けた場合は単体指定
付点は例えば付点4分の場合は「6」、もしくは「4.」
付点は1個で元の音長の3/2の長さ
オクターブ : On(3〜8)
テンポ : Tn(48〜255)
画面制御 : Xn(0:テキストOFF/1:テキストON)
リピート : RPn [...]
n=1〜255で[...]内を繰り返す

「n」による指定は「(変数名)」とすることで定義した変数を使用可能
CMD PLAYとの混在使用は不可

[戻る]

※ PLAY
音源モード
0 : 外付ミュージックI/FのSSGポート
1 : 外付ミュージックI/FのMIDIポート
2 : 内蔵シンセサイザ(OPN)のSSGポート(デフォルト)
3 : OPN効果音モード
4 : OPNサイン波モード

音階 : CDEFGAB
半音 : 音階+,#(半音上げ)|音階-(半音下げ)
休符 : R
音長 : Ln(1〜64 default:4)
音階、休符の後に付けた場合は単体指定
付点は例えば付点4分の場合は「6」、もしくは「4.」
付点は1個で元の音長の3/2の長さ
オクターブ : On(1〜8 default:4)
< : 1オクターブ下げ
> : 1オクターブ上げ
& : 前後の音をつなぐ(タイ)
{...}x : xは音長で{...}内を音長分で演奏(連符)
音の長さ割合 : Qn(1〜8 default:8)
音階指定 : Nn(1〜96)
テンポ : Tn(32〜255 default:120)
状態維持 : @Wx(1〜64 指定分状態を維持する)
音量 : Vn(0〜15 default:8)
音量(詳細) : @Vn(0〜255 OPN/MIDIのみ)
音色指定 : @x(0〜61 OPNのみ)
レジスタ : @Yr,d(0〜255 OPNのみ)
データ送信 : Zd(0〜255 MIDIのみ)
エンベロープ形状 : Sx(0〜15 default:1 SSGのみ)
エンベロープ周期 : Mx(1〜65535 default:255 SSGのみ)

CMD SINGとの混在使用は不可

[戻る]

※ LFO
CMD VOICE LFO チャンネル番号[,wf][,sync][,speed][,pmd][,amd][,pms]
・wf : 0〜3
0 : 鋸波
1 : 矩形波
2 : 三角波
3 : ランダム波
・sync : 0〜1
0 : 音の発声とは関係なくLFO効果を与える
1 : 音の発声と同時にLFO効果を与える
・speed : 0〜16383
LFOの周波数を指定
・pmd : -127〜127 (Pitch Modulation Depth)
音程に対するLFOの深度を指定(詳細)
・amd : -127〜127 (Amplitude Modulation Depth)
音量に対するLFOの深度を指定
・pms : 0〜15 (Pitch Modulation Sensitivity)
音程に対するLFOの深度を指定

[戻る]

※ 変数型・定数型
整数型(A%) : -32768〜+32767
単精度(A!) : ±2.93874E-39〜±1.70141E+38
倍精度(A#) : ±2.93873587705571874D-39〜±1.70141183460469221D+38

A$ : 文字列型(A$="TEST")
&O : 8進数形式(&O777、&127)
&H : 16進数形式(&HFFFF)

[戻る]

※ 演算子
+   : 加算・結合(A+B、A$+B$)
-   : 減算(A-B)
*   : 乗算(A*B)
/   : 除算(A/B)
\   : 整数除算(A\B)
MOD : 整数の剰余(A MOD B)
^   : べき算(A^B)
=   : 等号・代入(A=3、A=B+C)
> < : 不等号・比較(A>3、A<=2)
NOT : 否定(NOT 2)
AND : 論理積(2 AND 1)
OR  : 論理和(2 OR 1)
XOR : 排他的論理和(2 XOR 1)
IMP : 包含(1 IMP 0)→ORの否定
EQV : 同値(1 EQV 0)→XORの否定

[戻る]

※ エラーメッセージ一覧
N88-BASICの初期(mkIISR以前)は略称表記でのエラー表示となる

エラーメッセージ一覧
番号略称表示意味
?Redo from startINPUT文に対する入力が異常なので再入力を求む
1?NFNEXT without FORNEXTに対応したFORがない
2?SNSyntax errorコマンド、またはステートメントの書き方が間違っている
3?RGRETURN without GOSUBRETURNに対応したGOSUBがない
4?ODOut of DataREADに対応したDATAがない
5?FCIllegal function call関数やステートメントの引数が間違っている
6?OVOverflow値が許容範囲を超えた
7?OMOut of memoryメモリが不足している
8?ULUndefined line number未定義の行番号を指定した
9?BSSubscript out of range配列の添字が指定した範囲外
10?DDDuplicate Definition配列が二重宣言された
11?/0Division by zero除算の分母が0
12?IDIllegal directダイレクトモードで使えないステートメントを使った
13?TMType mismatch変数または定数の型が合わない
14?OSOut of string space変数領域が不足している
15?LSString too long文字定数または文字変数が256文字を超えた
16?STString formula too complex文字式が複雑すぎる
17?CNCan't continueCONTによるプログラムの再開ができない
18?UFUndefined usr function未定義関数を参照した
19?NRNo RESUMEエラー処理にRESUMEがない
20?RWRESUME without errorエラー処理でないのにRESUMEが使用された
21?UEUnprintable errorエラーメッセージの定義されていないエラー
22?MOMissing operand必要なオペランドが不足している
23?BOLine buffer overflow行入力バッファが許容範囲を超えた
26?FNFOR without NEXTFORに対応したNEXTがない
27?TPTape read ERRORカセットテープ読込時エラー
29?WHWHILE without WENDWHILEに対応したWENDがない
29?WEWEND without WHILEWENDに対応したWHILEがない
31?DUDuplicate labelラベルを2重定義しようとしている
32?UNUndefined label未定義ラベルが使用された
33?NAFeature not available使用不可能な機能を使用しようとした
50?FOFIELD overflowFIELDで128bytes以上を指定した
51?IEInternal error内部エラー
52?BNBad file numberファイル番号異常
53?FFFile not foundファイルが見つからない
54?AOFile already openファイルは既にOPENされている
55?EFInput past endファイルは既に全て読みだされている
56?NMDisk not mountedディスクがMOUNTされていない
57?DSDirect statement in fileファイル中にダイレクトステートメントが存在した
58?SPSequential after PUTPUT文を実行した後、シーケンシャル入出力を行おうとした
59?SQSequential I/O onlyシーケンシャル入出力以外の入出力命令を実行した
60?CFClose file number指定したファイルがCLOSEされている
(DISK/V1〜V2/日本語)
56Bad file nameファイル名が異常
60File not openファイルがOPENされていない
61File write protected書込禁止属性のファイルに書き込もうとした
62Disk offileディスク装置がオフライン
63Disk not mountedディスクがMOUNTされていない
64Disk I/O errorディスクのアクセスエラー
65File already existsファイルは既に存在している
67Disk already mountedディスクは既にMOUNTされている
68Disk Fullディスク容量が一杯である
69Bad allocation table異常なアロケーションテーブルがある
70Bad drive numberドライブ番号異常
71Bad track/sectorディスクのトラックorセクタ異常
72Deleted recordレコードが削除されている
73Rename across disks異なるディスク装置へのリネームを行おうとした

[戻る]

[TOPに戻る]