アセンブラ
「マシン語」(機械語)をある程度人間がわかりやすくなるように表現したプログラミング言語の一種を「アセンブリ言語」という。 そのアセンブリ言語をマシン語に変換するもの、もしくはその行為のことを「アセンブラ」という。 パソコンなどの処理を司る「CPU」(MPUも同義)などの動作を制御するためのプログラムは、マシン語と呼ばれる16進数の数字の羅列となっている。 例えば「ED C8 AF 32…」といったようなものである。 初期のCPUであればこれを読んでも理解不可能ではないが、それ相応の能力を必要とする。 そのため、人間が読んでもある程度理解ができるように命令(ニーモニック)と操作対象(オペランド)などで構成される記述記号として、アセンブリ言語が開発された。 他のプログラミング言語と違い、アセンブリ言語はその対象となる演算装置専用であることが殆どである。 従って移植性は限りなく低いが、装置そのものを直接制御するため一般的に処理は高速である。 ただし「RISC」(Reduced Instruction Set Computer)のように命令の並列実行や分割処理などの複雑なものはマシン語での表記が難しい。 このような場合は、一般的には高級言語でのプログラミングとなる。 しかしながら従来型の「CISC」(Complex Instruction Set Computer)のセットに対しては、マシン語でのプログラミングも併用されている。 |
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